「思考の整理学」を読んだ

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久しぶりに美容院に行った帰りに書店により、前々から気になっていた「思考の生理学」購入しました!

この本について

1983年(文庫化は1986年)に出版され、約200ページであり、 東大生や京大生に支持されるているからといって特別に難しいわけではない!

先生、教科書に引っ張ってもらうグライダー。与えられた高さやスピードから揺れながら地面に落ちていくだけのグライダー。
頭というエンジンを使って飛ぶ飛行機。自力で離陸し空を飛べる飛行機。
どちらがこれからの社会を生き抜けるかそれはもう自明のこと。それをほぼ40年以上前に予言していたそんな本!

自力で空を飛べる、思考できるようにするためにどのような方法があるのかヒントになる本です!


所感

  • 朝飯前

「朝飯前」とは簡単なこと、やさしいことという意味を思い浮かべる。
しかし著者は、朝にやるからこそ簡単に感じるという逆転の発想を提示してくれる!

朝の生産性は1日の中で高いことは様々言われている。
そして昨今、睡眠の重要性が取り上げられる。この本も睡眠について脳の忘却と整理が行われ、起床後は頭がすっきりしていることが書かれている。
私として、睡眠は十分だが、朝の時間を有効に使えていない。
そこで次の日、起きてすぐこの本の続きを読んでみたら、昼や夜に読む感覚とは違うことがわかった!
少しずつ、朝活を取り入れて日々の学習効率を上げていきたいと思った。


  • メモ

学校ではノートに詳しく書き記す。
それは忘れないために記録すると、深くも考えずにやっていた!

この本ではメモをとると逆に忘れてしまうと著者は言っている!書いたことで安心してしまうためだ。
本当に大事なこと、関心あることは忘れない!

現在、私はプログラミングを学習していて、fjord boot campプログラミングスクール)`で日報を書き、メモをとることが多い。
今まで、サイトに載っていたことをただ貼り付けて、見返せるようにしていた。
しかし考えてみれば、そんな情報はまたググれば簡単に見つかるようなことばかりだ!
もっと有意義に使えるようにするにはどうすれば良いか考えている......

実は、前にヒントをもらったことがある!
それはRubyKaigiなどで活躍している角谷さんが講演をしてくださったときのことだ。
日報の書き方について以下のようにアドバイスをして頂いた。

・今の気持ち(感情)
あなたが書かなければ誰にも伝わらない。”相手に伝わるように”テキストで書くには訓練が必要だ
・やったこと(事実)
今日も1日がんばった!詳しく書きたいだろうけど、みんなは詳細を見たいかな?
・わかったこと(意見、解釈)
もちろん、感情以外も適切に伝わるようにテキスト出力するには訓練、訓練、訓練
・次にやること(計画、表明)
考えることは大事だけれど、明日の自分への置き手紙(明日の自分に適切に伝わるように書けるかな?)
・シャウトアウト(感謝)
チームに感謝。仲間に感謝。よい振る舞い、助かったことをフィードバックして増えたらうれしくない?


私はこの中で、感情が足りていないなと感じた。
というのも、今までプログラミングの知識や思考に関することだけを書いていた。
「あれがわかった、これはこう考えた。」など狭い次元で書いていた。
今、「Team Geek」も読んでおり、チーム、人と人との関係を意識するようになってきた。
PCのコードを眺めている時間が多く感じるが、一人でコードを書き続けることは少ない。(詳しくはTeamGeekを読み終わった後に所感を書きたい。)

自分として、fjordに通う他の生徒の気持ちを知りたい。
逆に、他の生徒も知りたいと考えているかもしれない。そのために、自分からも感情を書くことでお互いどう思っているのか知り合える。
また例えば、仕事で顧客や後輩の気持ちや感想を聞きたいということを考えると、fjordのメンターとしても生徒の気持ちという部分は一番知りたいのではないかと考える。

いろいろ試行錯誤して良い日報を書けるようにしていきたい!